ETS Japan
TOEFL

TOEFL®テスト日本事務局

受験者

更新:2023年10月6日(金)

2023年夏TOEFL iBT®テストは3時間から2時間に!
~限られた時間の中で成果を出す新たなテスト体験~

The same, high-quality, secure test you have come to rely on, now in a shorter, more efficient format. 

TOEFLテストの開発・運営を行う世界最大規模の教育団体ETSは、大学/大学院入試、単位認定、教員・公務員試験、国際機関の採用、レベルチェックなど幅広い目的で活用されているTOEFL iBT®︎のタイムパフォーマンス向上を目指し、試験時間を1時間短縮した新形式のテストを2023年7月26日より開始しました。

ETSでは、信頼性の高い英語運用能力測定を望む全世界のTOEFLスコアユーザーと、最適な受験体験を望む受験者の要望のバランスを重要視しており、新形式のテストでも従来通りのテスト品質、妥当性、セキュリティを維持しています。
>>プレスリリースはこちら

TOEFL iBT®︎テスト形式
変わったこと・変わらないこと

変わること ① 試験時間が3→2時間に
・Readingはパッセージ2つ(計20問)に短縮
・Reading、Listeningのスコアに加算されない問題(ダミー問題)の撤廃
・各セクションのInstructionとナビゲーションの簡素化
・休憩時間の撤廃

② Writingが1問変更、回答時間が3分の1に
・Independent taskがWriting for an Academic Discussion taskに変更(30分→10分に短縮)
Academic Discussion taskでは、Instruction、教授の質問、他の生徒の回答を読んだ後、他の生徒の意見も参考にしながら自分の意見を回答
・Writingの
スコア採点基準(Rubrics)が、Independent Writing RubricsからWriting for an Academic Discussion Rubricsに変更


※動画の冒頭の画像と音声が 「Write for an Academic Discussion task」となっていますが、正しい名称は「Writing for an Academic Discussion task」です。
変わらないこと
テスト内容
・100% Academic English 
・Reading、Listening、Speakingの出題形式
・Reading、Listening、Speakingの各設問とWriting Integrated Taskの一問あたりの解答時間 
・Reading、Listening、Speakingの各設問とWriting Integrated Taskの難易度 
 
スコア
・スコアスケール(0-120満点) 
・Speaking、Writing Integrated Taskのスコア採点基準(Rubrics) 
・試験終了時、画面上でのReading、Listeningスコア(非公式)の表示
・MyBest® Score
 
料金
・USドルでの支払い 
・受験料 

その他
・テスト日程・会場の選択肢

TOEFL iBT®︎テスト形式
変更点の比較

新形式で変更となる箇所を「オレンジ色」で記しています。
新形式は、会場受験、自宅受験(TOEFL iBT®︎ Home Edition)の両テストに適用されています。

*横にスクロールしてご覧いただけます

 形式
試験実施期間
新形式
2023年7月26日以降
現在の形式
2019年8月〜2023年7月25日まで
Reading パッセージの数 2つ 3~4つ
1パッセージの設問数 10問 10問
試験時間 35分 *1
54~72分
Listening 講義形式 3題(各6問) 3~4題(各6問)
対話形式 2題(各5問) 2~3題(各5問)
設問数 28問 28~39問
試験時間 36分 *1
41~57分
休憩 なし あり(10分)
Speaking タスク数 4 4
出題形式 Independent task 1問
Integrated tasks 3問
(Read+Listen→Speak 2問、Listen→Speak 1問)
Independent task 1問
Integrated tasks 3問
(Read+Listen→Speak 2問、Listen→Speak 1問)
試験時間 16分 *1
17分
Writing タスク数 2 2
出題形式 Academic Discussion task 1問(10分)*1
Integrated task 1問(20分)*1
(Read+Listen→Write)
Independent task 1問(30分)
Integrated task 1問(20分)
(Read+Listen→Write)
試験時間 29分 *1
50分
試験時間 約2時間 約3時間


*1 = Reading、Listening、Speaking、Writingの各セクションのInstructionとナビゲーションが簡素化されました。そのため、ETSでは独自の統計データとプロセスデータの分析に基づき、ほとんどの受験者が費やすと予想される試験時間を算出しています。 この時間は各セクション内にあるInstruction等の進め方により多少前後します。


横にスクロールしてご覧いただけます。

*1 = 新形式のテストでは、Reading、Listening、Speaking、Writingの各セクションのInstructionとナビゲーションが簡素化されます。そのため、ETSでは独自の統計データとプロセスデータの分析に基づき、ほとんどの受験者が費やすと予想される試験時間を算出しています。 この時間は各セクション内にあるInstruction等の進め方により多少前後します。

新形式の無料練習テスト

概要チラシ

よくある質問

テスト内容・申込

日本での新形式テスト運営開始日はいつからですか

TOEFL iBT®︎ Home Edition(自宅受験)は既に2時間版の新形式に切り替わっています。
会場受験は、7月26日(水)10:00〜本厚木駅北口テストセンターにて初回が実施されましたが、この日他地域の会場での実施は予定されていません。各地域のテスト会場で2時間版の新形式テストが実施されるのは、8月5日(土)からです。満席になり次第、カレンダーや会場一覧からは表示されなくなります。 

今回変更になったのは「テストの形式」だけでしょうか。他の変更点はありますか

・受験申込プロセスが簡素化され、レイアウトが改変されました。このことにより、受験者はこれまでよりも迅速かつ簡単にETSアカウントの作成および受験申込ができるようになりました
・テスト終了時に、いつETSアカウント上でPDF版のTest Taker Score Reportを確認できるのかを知ることができるようになりました 
  ただし、郵送状況によって異なる紙版のTest Takers Score Reportの配送日時や、出願先/提出先に配送を依頼した場合のInstitutional Score Report(Official Score Reports)の配送日時は確認できません。
・スコアのステータスに変更があった場合はリアルタイムで通知を受け取れるようになりました

WritingのAcademic Discussion taskでは2人の生徒が出した意見の両方に触れる必要はありますか。また、両方の意見に反対して別の視点から回答を書いてもよいのでしょうか

受験者は教授の質問と2人の生徒の投稿をよく読まなければなりません。受験者の回答は、必ずしも他の投稿やアイデアをはっきりと言及する必要はありませんが、自分の意見が適切であることを確かにするために、他の生徒の立場を考慮した上で回答を作成する必要があります。

WritingのAcademic Discussion taskではアカデミックな文章を要求されていないようなので、口語体で書いても良いのでしょうか

WritingのAcademic Discussion taskでは教授もその投稿を読むことになります。学術論文に比べるとカジュアルなトーンになりますが、標準的な文法ルールには従ってください。また、他の生徒の投稿に同意できない場合は、実際のオンラインディスカッションと同じように敬意をもって同意できないことを表明してください。

WritingのAcademic Discussion taskでは、1つのパラグラフで答えを出してもいいのでしょうか、それとも複数のパラグラフで答えをまとめるべきですか

パラグラフの数については、特に指定はありません。



スコア・採点

現在のテスト形式と新形式で同じスコア(例えば65)の英語力は同等と言えるでしょうか

試験時間が1時間短縮されてもスコアスケール(0-120)に変更はありませんので、現在のテスト形式でスコア65を取得した方と、新形式になってから65を取得された方の英語力は同等です。入試や単位でスコア基準を設けている教育機関の方はスコアを変更する必要はございませんのでご安心ください。

問題数が減ることによって、スコアにはどのような影響があるでしょうか

テストの問題数は大きく減りますが、その多くはスコアに加算されない問題(ダミー問題)撤廃に起因しており、1セクションあたりのスコアの配分はこれまで同様30点で変わりません。また、1問あたりの解答時間も、Writingで新たに導入されるAcademic Discussion Taskの1題を除いては、これまでと同様です。
Readingにおいては、パッセージ数が2つ(20問)になることにより、1問あたりの採点配分が変わります。また、WritingのIndependent Task(30分)がAcademic Discusssion (10分)に置き換わることによって、より短い時間でアウトプットが求められるようになりますので、3時間版でスコア対策をしていた方は微調整が必要になるでしょう。

SpeakingとWritingの採点方法は何か変わりますか

SpeakingとWritingでは、引き続き採点者の先入観による影響が出ないように複数の採点者とAI採点を併用した採点方式が用いられます。これまで同様にSpeakingの採点方法は「採点官と機械による自動採点(SpeechRater®︎)」、Writingの採点方法は「採点官と機械による自動採点(e-rater®)」で実施されます。
一点変更になるのは、Writingのスコア採点基準(Rubrics)です。Integrated Writing Rubricsはこれまでと同様ですが、Independent Writing Rubricsは、Writing for an Academic Discusssion Rubricsに置き換わります。0〜5のスコアにどのようなDescriptionが書かれているかをよくご確認ください。
変更後も、スコアの公平性・公正性が確保された一貫性ある採点基準が用いられます。

Writingセクションの、Integrated TaskとWriting for an Academic Discussionの採点比率はどうなっているのか?半々でしょうか、それとも試験時間が長いIntegrated Taskの方が比重が大きいですか

Writingセクションの2つのタスクの採点比重は同じです。一方のタスクの比重が大きいということはありません。



学習・教材

新形式のテスト内容が体験できる無料教材はどれですか

ETSでは新形式のテストを体験、確認できる無料練習テストを公開しています。

2時間版のオンライン模試(TOEFL iBT® Complete Practice Test)は入手できますか

日本のTOEFLテスト公式教材ショップでも発売を開始しています。商品名はTOEFL Practice Online(TOEFL iBT Complete Practice Test)です。
ETS Store(ETSアカウント内 Shop for Test Preparation)でも同じ商品をお求めいただけますが、USドルで購入する場合$45.95となるため、現在の為替レートだと、日本円で購入した方が少しお安くお求めいただけます。

3時間版のオンライン模試(TOEFL iBT® Complete Practice Test)を買ったのですが、2023年8月以降は使えなくなりますか

現行の純正教材(Official Guide や Official Test、Official TOEFL® Preparation Course)で学習を進めていただきまして、変更箇所に関しては
無料練習テストをご利用ください。直前対策として上記の新形式対応オンライン模試(TOEFL iBT® Complete Practice Test)の受験を推奨しております。

Official TOEFL® Prepararion Course Plus(OTPCP)は2時間版のテストに対応していますか

【更新日:2023年10月6日】
公式eラーニング教材Official TOEFL iBT(R) Prep Course Plusに、2023年7月26日以降のテストに含まれるWriting for Academic Discussion taskの対策問題が追加されました。 1日約40分学習した場合、90日間でコースが完遂できます。ぜひご利用ください。>TOEFLテスト公式教材ショップ商品ページはこちら

2時間版に対応した公式テキストやeBook教材の発売予定を教えてください

順次改訂予定ですが、発売予定日は未定です。新しい情報が入り次第、TOEFLテスト公式教材ショップの商品ページにてお知らせ致します。

TOEFL iBTテストの内容が無料で学べるThe Insider’s Guideは改訂されますか

【更新日:2023年10月6日】
オンライン学習ウェブサイトedXのTOEFLオンライン講座(MOOC)The Insider’s Guideでは、TOEFL iBTテストの各セクション(Reading、Listening、Speaking、Writing)の過去問アーカイブを使いながら、どのような問題が予想されるかが説明されています。改訂版はこちらのページからご確認ください。

新形式のテスト内容が体験できる学習アプリはありますか

【更新日:2023年10月6日】
公式TOEFLと同じAIエンジンを使った自動採点付きの
ETS公式無料学習アプリ TOEFL Go!が8月
にリリースされました。新形式のライティングを含む全技能の練習セットが含まれています。Speakingセクションにはフィードバックが加わり、受験者は何を重点的に練習すればよいかを把握できるようになりました。
AI採点付き!新しくなった無料教材TOEFL Go!を徹底解説



その他

試験が1時間短くなるのに受験料が変わらないのはなぜですか

1回分の試験問題は減りますが、問題の難易度やスコアリングは変わらないため、テスト制作費用、SpeakingやWritingにおける人間の採点官費用等でのコストカットはございません。日本の受験者においてはUSドルに対する日本円の価値によって受験料が変動する形となるため、円高に振れた場合には価格が下がる形になります。今後、日本円で受験料を設定することも含めて、慎重に検討を重ねております。新しいお知らせが入りましたら、アナウンスさせていただきます。

自国の通貨で受験料を支払えるようになった国があると聞きました。日本では導入されないのでしょうか

今回のテスト形式変更のタイミングで現地通貨での受験料支払いが開始された国もありますが、現時点で日本円での受験料支払いは出来かねます。ご不便をおかけして大変申し訳ございません。新しいお知らせが入りましたら、本Webページにてアナウンスさせていただきます。

受験申込の手順は変わらないのでしょうか

今回のテスト形式変更に伴い、試験のInstruction簡略化に加え、ETSアカウント内の受験申込手順(Registration)もアップデートされました。

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