世界最大の非営利教育団体ETSが1964年に開発したTOEFL®テストは、これまでに世界中で3500万人以上が受験している実績のある英語能力測定試験です。その形式は1964年のTOEFL® PBTテスト(ペーパー版)に始まり、1998年のTOEFL® CBTテスト(コンピュータ版)、2005年のTOEFL iBT®テスト(インターネット版)へと進化してきました。日本でも2000年のTOEFL® CBTテスト導入以降、100万人を超える受験者に利用されています。
主に大学・大学院レベルのアカデミックな場面で必要とされる、英語運用能力を測定する試験です。
自然科学、社会科学、芸術など幅広い分野の教養科目や学校生活に関する題材が扱われます。また、「読んで」「聞いて」その上で「話す」「書く」など、実際の留学生活を疑似体験するIntegrated taskという問題形式も含まれ、より実践的な英語力を測ります。
TOEFL®テストのスコアは、アメリカ・カナダ・イギリス・オーストラリア・ニュージーランドなどの英語圏だけでなく、世界160か国、11,500以上の大学・大学院・その他機関で活用されています。
また日本国内でも大学入試、大学院入試、単位認定、教員・公務員試験や国際機関の採用の場などでスコアの活用が広がっています。
テスト当日にインターネット配信される問題をコンピュータ上で受験し、スピーキングは回答音声をマイクを通して録音、ライティングはタイピングで回答します。
世界中の受験者のスコアの公正性と公平性を確保するため、一貫性のある採点基準を導入しているETSの採点ネットワークを通じて採点されます。Speaking と Writing のスコアは、採点者の先入観により影響を受けないよう、複数の採点者とAI採点を併用した採点方式を導入しています。
「読む」「聞く」「話す」「書く」の4技能をバランスよく測定し、国際標準CEFR B1~C2に連動したスコアで評価されます。ご自分の現在の到達点がスコアで表示されるので、継続的な英語力の測定にも適しています。
TOEFL iBT®テストは、「読む」「聞く」「話す」「書く」の英語4技能を総合的に測定するテストです。
大学・大学院レベルのアカデミックな環境で必要とされる英語力を測定します。
インターネットから配信される問題を全セクションコンピュータ上で解答するテスト形式です。
セクション:Reading, Listening, Speaking, Writingの4セクション
テスト時間:約3時間
スコア:0-120(各セクション0-30)
READING 54-72分 問題数: 3または4パッセージ(各10問) |
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アカデミックな長文読解問題(1パッセージ約700語)から自然科学、社会科学、芸術など幅広い分野の教養科目を題材に出題
※ReadingもしくはListeningセクションでは、スコアに加算されないサンプル問題が含まれる場合があります。これらの設問は、ETSが毎回同程度の基準でスコアを評価できるようテストを管理したり、新しいタイプの設問が実際のテスト環境でどのように機能するかを確認するためのものです。ReadingおよびListeningセクションのスコアは0–30でコンピュータにより採点されます。
LISTENING 41〜57分 問題数: 【講義】3または4題(各6問) 【会話】2または3題(各5問) |
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・講義と会話の2種類で構成
・幅広い分野の教養科目を題材とした講義(3-5分)
・教授と学生、大学職員と学生、学生同士などの会話(約3分)
※ReadingもしくはListeningセクションでは、スコアに加算されないサンプル問題が含まれる場合があります。これらの設問は、ETSが毎回同程度の基準でスコアを評価できるようテストを管理したり、新しいタイプの設問が実際のテスト環境でどのように機能するかを確認するためのものです。ReadingおよびListeningセクションのスコアは0–30でコンピュータにより採点されます。
休憩:10分 |
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SPEAKING 17分 問題数: Independent task 1問 Integrated tasks 3問 |
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Speakingセクションは、マイクを通して回答音声を録音します。
【Independent task】1問(準備15秒・解答45秒)身近なトピックについて意見を述べる
【Integrated tasks】 3問 (解答60秒ずつ) 読んだり聞いたりした内容を要約して話す
(1)Read+Listen→Speak 2問(準備30秒・解答60秒)
(2)Listen→Speak 1問(準備20秒・解答60秒)
Speaking セクションは4つの課題がそれぞれ0–4で採点され、その合計が0–30のスコアに変換されます。自動採点システムSpeechRater®と採点官による採点を併用しています。
WRITING 50分 問題数: Integrated task 1問20分 Independent task 1問30分 |
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Writingセクションは、タイピングで回答します。
【Integrated task】読んで聞いた内容を要約してエッセイ形式で書く(150~225 words)
【Independent task】設問に対する自分の意見を書く(300 words以上)
※Writingセクションは2つの課題がそれぞれ0–5で採点され、その合計が0–30のスコアに変換されます。自動採点システムe-rater®と採点官による採点を併用しています。
テスト時間:約3時間 |
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YouTube動画はChromeまたはFirefoxでご覧ください。
2019年8月1日よりテスト時間が短縮され、約3時間のテストになりました。新フォーマットのテスト構成について、1分間のビデオで紹介します。
日本で受験する場合のTOEFL iBT®テストの受験料・その他料金は以下の通りです。
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料金 | 申込締切 | ||
受験料※1 | 通常の申込 | US$245 | テスト日の7日前まで(中6日) |
通常の申込締切以降 | US$285※2 | テスト日の2日前まで(中1日) | |
テスト日・会場変更 | US$60 | テスト日の4日前まで(中3日) | |
キャンセル払戻 | 受験料の50% | テスト日の4日前まで(中3日) |
※1 受験料は国によって異なります。 ※2 US$245+手数料US$40
※上記の料金は予告なく変更される場合があります。
※銀行、クレジット(デビット)カード会社によって支払を却下された場合、手数料US$30がかかります。
上記情報は2023年5月9日の情報です。最新情報は、ETSの TOEFL iBT®︎ Test Feesご案内ページからご確認ください。