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TOEFL

TOEFL®テスト日本事務局

受験者

更新:2025年9月5日(金)

TOEFL iBT® 2026年1月21日からのアップデート概要

TOEFL iBT®は2026年1月21日からアップデートされます。これまでのアカデミックな英語に加えて、現代の学習環境で必要とされる重要な言語スキルとコミュニケーション能力を測定します。TOEFL iBT®は「読む・聞く・書く・話す」という4つの言語スキルが評価され、大学や教育機関、企業などが受験者の英語力を正しく把握するための、信頼性の高い情報を提供することを目的としています。受験者がより快適に受験できるよう利便性を高めるとともに、信頼性のある評価ができるよう設計されており、アカデミックな場面やキャンパスライフの文脈を反映させた様々なタスクを通じて、語彙や文法といった英語の基本的な力だけでなく、実際の場面で英語を使ってうまく伝える力も、効率よく測定できるよう改良されています。

FAST -アップデートされたTOEFL iBT®の特長-

Fair(公平な)

Fair(公平な)

TOEFL iBT®は、誰にとっても公平になるように作られています。 学術的なテーマだけでなく、大学生活やキャンパスでの身近な話題も出題されるので、すべての学習者に成功への公平なチャンスを与えています。

Agile(迅速な)

Agile(迅速な)

TOEFL iBT®は、 受験日から72時間以内に採点結果が返却されます。また、受験申込や当日の手順がより効率的になり、多様なスケジュールや学習スタイルに対応できるようになりました。

Smart(スマートな)

Smart(スマートな)

TOEFL iBT®は、複雑さを増やすことなく学習者をサポートするテストです。受験申込から結果を受け取るまでの流れがシンプルで、わかりやすい指示やなじみのある表現が使われています。また、 ヨーロッパ言語共通参照枠(CEFR)に合わせたスコア表示により、自分の英語力を世界レベルで確認することができます。

Tailored(最適化された)

Tailored(最適化された)

TOEFL iBT®は、 ReadingとListeningで一人ひとりのレベルに適合した問題が出題されるアダプティブ方式を採用しているので、無理なプレッシャーを抑えて自信を持って取り組むことができます。さらに、試験監督のサポートや工夫された出題の流れによって、自分の本当の実力をしっかり示すことができるようになっています。

2026年1月21日からのTOEFL iBT®テスト構成

セクション 問題形式 設問数*1 推定時間*2
Reading
(2段階のアダプティブ方式)*3
・Complete the Words (単語を完成させる)
・Read in Daily Life (日常生活に関する文章を読む)
・Read an Academic Passage (アカデミックな文章を読む)
35-48 約27分
Listening
(2段階のアダプティブ方式)*3
・Listen and Choose a Response (音声を聞いて応答を選ぶ)
・Listen to a Conversation (会話を聞く)
・Listen to an Announcement (アナウンスを聞く)
・Listen to an Academic Talk (アカデミックな講義を聞く)
35-45 約27分
Writing ・Build a Sentence (文を作る)
・Write an Email (メールを書く)
・Write for an Academic Discussion
(アカデミックなディスカッションのために文章を書く)
12 約23分
Speaking ・Listen and Repeat (聞いて繰り返す)
・Take an Interview (インタビューを受ける)
11 約8分

*横にスクロールしてご覧いただけます

*1. テストの最適化を受けて2026年1月21日以前に変更になる可能性があります。Reading および Listening の問題にはダミー問題が含まれるため問題数に違いがでます。
*2. 推定時間には、音量を調整したり、導入説明を読むといったタスクにかかる時間は含まれていません。
*3. Reading と Listening は2つのモジュールで構成されており、1つ目のモジュールの正答率に応じて、2つ目のモジュールの難易度が変わります。

Reading と Listening の2段階のアダプティブ方式のイメージ

モジュール
各セクションごとの概要
Reading

Reading
試験時間:約27分
問題形式:3種類のタスクを2段階のモジュールでそれぞれ出題
設問数:35-48問

Readingセクションは、受験者がさまざまな英語圏の文脈における学術的および非学術的な文章を理解する能力を評価します。Complete the Wordsは単語を完成させる問題で、Read in Daily Life、Read an Academic Passageは、選択肢の中から選ぶ問題です。

  • Complete the Words (10問* ×2モジュール):約70〜100語の長さのアカデミックな文章が出題。削除された文字部分を補って単語を完成させる
  • Read in Daily Life (4-6問* ×2モジュール):世界中の日常生活でよく見かける約15~150語の文章を読み、選択肢から回答を選ぶ
  • Read an Academic Passage (5問* ×2モジュール):約200語のアカデミックな文章を読み、選択肢から回答を選ぶ。内容は歴史、美術・音楽、ビジネス・経済学、生命科学、物理科学、社会科学など


<補足>

  • 同じモジュール内であれば、問題を解いた後も前の問題に戻れる(唯一解き直しができるセクション)。ただし、モジュール2に移動した後は、モジュール1に戻ることはできない
  • Reading の問題にはダミー問題が含まれるため問題数は変わることがある

*2段階のモジュールで構成されており、1つ目のモジュールの正答率に応じて、2つ目のモジュールの難易度が変わる

 

Listening

Listening
試験時間:約27分
問題形式:4種類のタスクを2段階のモジュールでそれぞれ出題
問題数:35-45問

Listeningセクションでは、大学での授業やキャンパスでの日常会話などを聞いて内容を理解する力が問われ、全て選択肢の中から選ぶ問題です。また、設問に登場する話者は、北米、イギリス、オーストラリア、ニュージーランドなど、英語圏のさまざまな地域のアクセントで話します。

  • Listen and Choose a Response (8問* ×2モジュール):短いやり取りの最初の質問または発言を聞き、話し手の発言に対して最も適切な応答を選ぶ
  • Listen to a Conversation (2-4問* ×2モジュール):2人の話し手による短い会話を聞き、その会話に関する回答を選ぶ。会話のトピックは、日常に関わる、食事、社交、教育、娯楽、サービス、健康、趣味、家庭、買い物、通信、旅行など
  • Listen to an Announcement (2問* ×2モジュール):アカデミック関連の短いアナウンス(約40〜85語)を聞き、その内容に関する設問の回答を選ぶ。アナウンスの内容は、スケジュール、案内、規則や規定または学生の成果に関する情報が含まれる
  • Listen to an Academic Talk (4問* ×2モジュール):アカデミック関連の短い講義(約100〜250語)を聞き、その内容に関する設問の回答を選ぶ。講義のトピックは、歴史、美術・音楽、生命科学、物理科学、ビジネス・経済学、社会科学など


<補足>

  • Listeningの音声が流れるのは1度のみ。スクリプトは画面上には表示されない(設問を除く)
  • Listening の問題にはダミー問題が含まれるため問題数は変わる場合がある。

*2段階のモジュールで構成されており、1つ目のモジュールの正答率に応じて、2つ目のモジュールの難易度が変わる

 

writing

Writing
試験時間:約23分
問題形式:3種類のタスク
問題数: 12問

Writingセクションは、表示されている単語を並び替えて文を作るBuild a Sentence、問われている内容についてタイピングして文章を作成するWrite and Emailと Write for an Academic Discussionの3つのタスクで構成されています。Writingの採点基準(Rubrics)は、Writing Scoring Guides にて確認いただけます。

  • Build a Sentence (10問):語や句を並べ替えて文法的に正しい文を作り、会話の流れに合った適切な返答を作成する
  • Write an Email (1問):試験時間は7分間。与えられた設定に応じて相手に必要なことを伝えるためのEメールを書く
  • Academic Discussion task (1問):試験時間は10分間。オンライン授業のような設定のもと、教授が与えるテーマについて2人の学生の意見を読み、自分の意見を100語以上で書く


<補足>

  • パソコンにタイピングして文章を作成(手書きは出来ません)

 

speaking

Speaking
試験時間:約8分
問題形式:2種類のタスク
問題数: 11問

Speakingセクションは、基礎的な言語スキルとコミュニケーション能力の両方が測定されます。
Listen and Repeatは、言語を処理し、流暢かつ明瞭に発話するための基礎的スキルを測るタスクであり、話された内容を再現することを求められます。Take an Interviewは、自分の意見や経験について、模擬インタビューで話すことで、コミュニケーション能力が測定されます。Speakingの採点基準(Rubrics)は、Speaking Scoring Guides にて確認いただけます。

  • Listen and Repeat (7問):表示された絵に関する説明が、7つの文に分かれて1文ずつ読まれるので、受験者は各文が読まれたあと、8-12秒の間に聞いたものをそのまま繰り返す
  • Take an Interview (4問):インタビュアーの話のトピックに関連した4つの質問に答え、自分の経験や意見について話す。各質問に対して回答時間は45秒以内。内容は奨学金への応募や調査研究への参加など、さまざまな場面を想定


<補足>

  • ヘッドセットに向かって発話し、回答を吹き込む。

TOEFL iBT®スコア

TOEFL iBT®では、これまでの0-120のスコアに加えて、新しく「バンドスコア方式」が導入されます。これは、言語能力の国際的な基準であるヨーロッパ言語共通参照枠(以下、CEFR)とより直感的に対応させるとともに、総合スコアおよび各セクションのスコアを「1〜6」のスケールで評価することで、スコアの解釈をわかりやすくするものです。

総合スコアは、各セクションのバンドスコアの平均値から算出されます。スコアレポートには、受験した回の各セクションおよび総合のバンドスコアに加えて、MyBest®スコアも表示されます。

TOEFL

2026年1月21日以降の2年間、各スコアレポートには「1~6」と、それに対応する「0~120」の両方を記載します。また、スコアは受験から72時間以内に、受験申込をしたETSアカウントで確認できます。

・TOEFL iBT®の結果は合格・不合格ではなく、CEFRに連動したスコアで表示
・スコアの有効期間はテスト日から2年間

TOEFL iBT®とCEFRの対応表

CEFR level Total Reading Listening Writing Speaking
C2 6 6 6 6 6
C1 5.5 5.5 5.5 5.5 5.5
C1 5 5 5 5 5
B2 4.5 4.5 4.5 4.5 4.5
B2 4 4 4 4 4
B1 3.5 3.5 3.5 3.5 3.5
B1 3 3 3 3 3
A2 2.5 2.5 2.5 2.5 2.5
A2 2 2 2 2 2
A1 1.5 1.5 1.5 1.5 1.5
A1 1 1 1 1 1

*横にスクロールしてご覧いただけます

TOEFL iBT®の1-6のバンドスコアと、0-30および0-120のスコア対応表

ETSでは、これまで多くの学校が設定していた 0-120での一般的なスコア要件 と、それに対応する 1-6での目安スコアをまとめています。これにより、受験者のみなさんは新しいスコア表示でも安心して、自分が目標とするレベルを確認できるようになります。

Total
(1-6)
Reading
(0-30)
Listening
(0-30)
Writing
(0-30)
Speaking
(0-30)
Est. Total
(1-120)
6 29-30 28-30 29-30 28-30 114+
5.5 27-28 26-27 27-28 27 107+
5 24-26 22-25 24-26 25-26 95+
4.5 22-23 20-21 21-23 23-24 86+
4 18-21 17-19 17-20 20-22 72+
3.5 12-17 13-16 15-16 18-19 58+
3 6-11 9-12 13-14 16-17 44+
2.5 4-5 6-8 11-12 13-15 34+
2 3 4-5 7-10 10-12 24+
1.5 2 2-3 3-6 5-9 12+
1 0-1 0-1 0-2 0-4 0+

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※0-120点の範囲で示される合計スコア(推定値)は、各セクションのスコアを合計したものです。なお、同じ合計スコアでも、セクションごとのスコアの組み合わせは異なる場合があります

サンプル問題・テスト対策

まずは、TOEFL iBT®問題を解いてみましょう!TOEFL®のテスト問題を制作しているETSでは、世界の学習者に向けたTOEFL®対策教材として、誰でも無料で簡単に使うことができる問題集をご用意しています。
※音声はダウンロードできません。またスコアの表示はございません

Interactive Sample

4つのスキルの各タスクを1問ずつ体験することができます。
※リンク先のWEBサイトの上部にある【ON OR AFTER JANUARY 21, 2026】を選択するとアップデート版を体験できます
テストを開始する

Full-Length Practice Test 1

実際の問題を通しで体験することができます。設問や答えはPDFで確認することができます。
※メールアドレスを入力すると使うことができます


テストを開始する
問題をダウンロードする(PDF)

Full-Length Practice Test 2

実際の問題を通しで体験することができます。設問や答えはPDFで確認することができます。
※メールアドレスを入力すると使うことができます


テストを開始する
問題をダウンロードする(PDF)

よくある質問

テスト内容・申込

今回アップデートされたのは「テストの形式」だけでしょうか。他にありますか

これまでの0-120のスコアに加えて、新しく「バンドスコア方式」が導入されます。これは、言語能力の国際的な基準であるCEFRとより直感的に対応させるとともに、総合スコアおよび各セクションのスコアを「1〜6」のスケールで評価することで、スコアの解釈をわかりやすくするものです。
・バンドスコア方式について
・テスト終了してから72時間以内に、Test Taker Score Reportを確認できるようになりました。出願先への発送も72時間以内に送らます。
  ※無料版の紙のTest taker ScoreReportは提供されません。ただし、今まで通りETSアカウント内でのデジタル版のスコアの確認やPDFの確認は引き続き可能です。

スコア・採点

2026年1月21日より前に受験したスコアレポートは使えますか

使えます。受験日から2年間の有効期限内でしたらそのまま使えるので、新たに受験する必要はございません。

学習・教材

アップデート版のテスト内容が体験できる無料教材はどれですか

ETSでは新形式のテストを体験、確認できる無料練習テストを公開しています。

アップデート版のテストに対応したオンライン模試(TOEFL iBT® Complete Practice Test)は入手できますか

米国ETSのWEBサイト(US$)でご購入いただけます。日本のTOEFLテスト公式教材ショップでも準備が整い次第販売を開始する予定です。

現在手元にある公式教材は、2026年1月以降は使えなくなりますか

公式教材の『公式TOEFL英単語』、テキスト、eBook、は引き続きご利用いただけます。テストの形式はアップデートされますが、求められる基本的なスキルは変わりません。これまでの教材も引き続き活用しながら、無料練習テストで本番の流れに慣れておくことをおすすめします。

アップデート版に対応した公式テキストやeBook教材の発売予定を教えてください

順次改訂予定ですが、発売予定日は未定です。新しい情報が入り次第、TOEFLテスト公式教材ショップの商品ページにてお知らせします。

その他

受験申込の手順は変わらないのでしょうか

変更はございません。今まで通りETSアカウントからお申込みください。