田岡 千明先生 CHIAKI TAOKA
神戸女学院大学 共通英語教育研究センター 准教授
ETS Authorized Facilitator
ETS TOEFL ITP® Teacher Development Workshop Facilitator
英国マンチェスター大学M.A., Ph.D(言語学)取得。TOEIC®対策、ESPの他、留学のための英語検定試験対策講座(Academic English)、専門分野で海外の大学に留学することを目標とするプログラムにおけるReadingとWriting指導を担当。
Academic English, 認知言語学
『Pros and Cons: Discussing Today’s Controversial Issues賛否両論の社会問題を考える』(CENGAGE Learning, 2014)他
TOEFL® Web Magazine「ETS公認トレーナーが解決!TOEFL®テスト質問箱」
ETS公認トレーナーとしてTOEFL iBT®テストPropell®ワークショップを担当されている田岡先生も過去に参加者としてこのワークショップに参加されています。
参加者・トレーナーの両視点から、Propell®ワークショップに参加する意義についてお話を伺いました。また、参加を検討されている皆様へのメッセージも掲載しています。ぜひご覧ください。
Propell®ワークショップ参加のきっかけ
長い間、TOEFL iBT®テスト対策の講座を教えていたこともあり、1.特別な対策法や教え方のヒントなど新しい知見が得られないかと期待したことと、2.スピーキングやライティングの評価についても詳しく知る良い機会になるかと思い、参加を決めました。
Propell®ワークショップで得られたもの/得られるもの
まず、スピーキングとライティングについての評価基準について詳しく知ることができました。公式サイトや公式テキストにも評価基準についての記述はありますが、workshop形式でトレーナーに助けてもらいながら、他の先生方とも話し合いながら、実践的に学ぶことは理解を深める大きな助けとなります。また、TOEFL®テスト対策のクラスのみならず、普段の英語の授業でも実践できるactivitiesのアイデアを付属の資料と参加者の先生方から得ることができました。全体としてワークショップは学術的な場面で必要な英語力とはどういうものか、どのようにそのスキルを高めることができるのかについて改めて考え直す良い機会を与えてくれたと思います
Propell®ワークショップを日々の授業で活かすヒント
ワークショップで得た具体的な授業でのactivitiesを最大限活用するためには、activitiesの目的を理解した上で適切なものを取捨選択し、実際のクラスの人数、レベルなどに合わせてうまく変更・修正を加えていく必要があります。そのためには、まず新しいactivitiesを授業のスパイスとして取り入れていき、経験値を積み、成功と失敗から学ぶことが大事かと思います。
参加を検討されている皆様へ
TOEFL®テストについて詳しくない方には、このテストについての構成、問題の種類、評価について体系的に知ることができる機会となりますし、TOEFL®テストをすでにご存知の方にもアウトプットスキルの評価について、またアカデミックイングリッシュをどのように教えるかについてのヒントが多く含まれている、役立つワークショップです。何より、他の教育者の方と日々の授業運営について意見交換をできることが、貴重な機会だと思いますので、参加を是非お勧めいたします。