五十峰 聖先生 SEI ISOMINE
桜美林大学 芸術文化学群 特任講師
ETS Authorized Propell® Facilitator
ETS TOEFL ITP® Teacher Development Workshop Facilitator
1991年より渡米。1999年ウエストバージニア大学より高等教育経営学修士号を取得。大学職員、International Student House(ワシントンDC)プログラムディレクターを経て帰国。明治学院大学、神奈川大学を経て、2012年9月〜2021年3月まで立命館アジア太平洋大学でグローバルリーダーの育成に携わる。2021年4月より現職。
TOEFL®テスト、アカデミックイングリッシュ、アメリカ研究、初年次教育、リーダー育成
『実践版 基礎英文法問題集1200』(DTP出版、2010)
『TOEFL® TEST スピーキング英単語』(河合出版、2016)
『TOEFL iBT®テスト本番模試(TOEFL®テスト大戦略シリーズ)』(旺文社、2015)
『TOEFL ITP®テストリーディング問題攻略(TOEFL®テスト大戦略シリーズ - リーディング問題攻略)』(旺文社、2016)
『TOEFL ITP®テストリスニング問題攻略(TOEFL®テスト大戦略シリーズ - リスニング問題攻略)』(旺文社、2016)
「公認トレーナー直伝!TOEFL®の出題傾向と突破のポイント!」(朝日出版社、CNN English Express 2013年8月号)
「TOEFL iBT® Speakingについて」(大修館書店、英語教育2016年5月号)
ETS公認トレーナーとしてTOEFL iBT®テストPropell®ワークショップを担当されている五十峰先生も過去に参加者としてこのワークショップに参加されています。
参加者・トレーナーの両視点から、Propell®ワークショップに参加する意義についてお話を伺いました。また、参加を検討されている皆様へのメッセージも掲載しています。ぜひご覧ください。
Propell®ワークショップ参加のきっかけ
当時TOEFL®テスト準備クラスを教えていたのですが、いい加減な知識のまま、知っているフリをして教え続けるのは非常に恥ずかしいし、何より生徒にとって不利益だなと思っていました。日本人講師によくありがちな、自分の勝手な解釈に基づく「これをやれば高得点が出る!」というのにも疑問を感じていた矢先に、ちょうどPropell®ワークショップについて知り、京都までわざわざ参加しに行きました。
Propell®ワークショップで得られたもの/得られるもの
まず一番は、今まで疑問に思っていたことを、トレーナーに直接質問できるという機会が与えられた、という点です。また自分だけでなく、他の参加者も色々質問していたので、1日を通して徐々に疑問がクリアになっていきました。更にはTOEFL iBT®テストのどの問題が、どのような意図で、どういうプロセスで作られているのかを知ることができた、という点です。問題作成者の意図を知る、というのは教える身としては知っておくべきですよね。
Propell®ワークショップを日々の授業で活かすヒント
このワークショップで得たことは、TOEFLテスト対策でない通常の授業においても即効性がありました。ウォームアップから始まり、ワークショップで紹介されたアクティビティを少し自分の学生向けにアレンジして使ったりしてみました。またスピーキング練習においてもrubricsを使用したりなど、よりメリハリの効いた指導内容へと変わっていったと思います。
参加を検討されている皆様へ
TOEFL iBT®テストについてより深く知ることのできる、貴重な体験です。「スコアアップの方法を学びにくる」のではなく、TOEFL iBT®テストに対する正しい知識と理解を深めることで、その後の指導方針が見えてくると信じています。小手先の聞こえの良いテクニックを求めるのではなく、まずは自らTOEFL iBT®テストを体験しつつ、授業に役立つノウハウを得て、高いモチベーションを持った参加者と一緒に学ぶことのできる、とても価値のあるワークショップになること間違いなしです。
TOEFL®テストについて精通したETS公認トレーナーでもある五十峰聖先生に、TOEFL®テストを受験してのアメリカの大学への留学体験談や、学生の半数近くが海外からの留学生であるAPUでの学びに必要な英語のスキル、さらには今後求められる英語力に繋がるTOEFL®テストの勉強や、高校生のうちからできる準備についても語っていただきました。(2020年1月取材)