2011年に小学校における外国語活動が開始され、2020年の学習指導要領の改訂により外国語活動(小3・4)、および英語科(小5・6)が開始されました。初等・中等教育計10年間(小学校4年間、中学校3年間、高校3年間)における子どもたちの英語力の向上を考えた場合、導入時期である小学校における英語教育の重要性は明らかであると思われます。ついては、日本の初等教育での英語教育の充実に広く資するため、令和6年(2024年)より、私どもETS・ETS Japanは、小学校教員の研修・英語力研鑽の機会を提供することとしました。
米国ETS(本社ニュージャージー州プリンストン)は、TOEFLをはじめとする世界最大規模のテスト・教育プログラムの開発・運営団体である。今回の事業は米国ETSが支援し、日本における直営の子会社であるETS Japanが主催者として本事業を行うこととしました。
本事業は以下の2つを目的とします。
上記2つの目的を目指し、各地域で3年間本事業を行うこととします。目的1、2についての経費はETS及びETS Japanが負担します。
研修を通じて、授業を効果的に改善することもさることながら、教員には自信を持って授業を行うことや、子どもたちとのコミュニケーションを楽しく行っていただけるようになることも大事なことと考えます。研修のそれぞれの段階で、調査票等で研修がどう有益だったかを確認すると同時に、公開授業なども検討します。また、教員の英語力について、団体向けTOEFLであるTOEFL ITP®を受験いただき、教員に求められる英語力の指標として活用していただきます。
各地域において支援者がネットワーキングの活動・イベント等を行い、事後の調査票等を用いて支援の状況評価を行います。
ETSグローバル部門上級副社長 ロヒット・シャルマと国際教養大学専門職大学院英語教育実践領域教授 町田智久先生とのインタビュー記事です。本事業開始にあたり、日本の小学校における英語教育の現状と課題、および本プロジェクトの概要と展望について対談しました。
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