令和6年度(2024年度)に開始したETS小学校英語教育支援事業において、新潟市教育委員会での2回目の教員の授業づくり研修を12月に実施しました。
前回同様、今回も講師は国際教養大学専門職大学院英語教育実践領域教授の町田智久先生にご担当いただきました。
午前は指導と評価を一体化することが大事だという話から始まり、生徒のスピーキングやライティングをどう指導し評価するかを先生方で話し合った後、町田先生から評価の仕方や生徒へのフィードバックの仕方を教えていただきました。
また生徒が書く自己評価シートを生徒自身、先生自身でどう活用すればいいかという話をしていただきました。最後には今回の評価方法を踏まえて感じたこと、取り入れてみたい評価方法の発表時間となりました。
午後は英語の「読み聞かせ」に焦点を充て、読み聞かせで重要な要素、読み聞かせを行う理由、聞かせ方を丁寧に説明いただいた後、先生方は絵本を選びどのように読み聞かせをするかをペアになって話し合い、実際に読み聞かせを行いました。そして授業にどのように読み聞かせを取り入れたいかを話し合いました。
後半はスピーキング指導の原則を学び、どのような英語をどのくらい話せるようになるとよいか、どのようにスピーキングスキルを伸ばせばよいか等を教えていただきました。その後は指導案の作成方法も細かく教えていただき、教科書の内容を全部教えなくてもよい、子供たちに合うように変えてもよいという話もしていただき、グループを作って実際に指導案の作成を行いました。
研修後のアンケートでは「教科書の内容にとらわれすぎなくてよいことを知った」「読み聞かせを授業に取り入れたい」「楽しく学べる内容を考えることが大事だと学んだ」という内容が多く寄せられました。
2回目も1日を通しての研修となりましたが、大変内容の濃い充実した時間となりました。また今まで学んだことを踏まえた指導案を作成し、次回の研修に繋がる活動となりました。
3回目の研修は、3月にオンラインで実施する予定です。
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