
令和7年度(2025年度)のETS小学校英語教育支援事業において、新潟市教育委員会での教員の授業づくり研修に続き、1回目となる英語力向上研修が8月8日に半日の日程で実施されました。
冒頭では、ETS Japan カントリーマネージャーの根本斉より、会社紹介と本事業の主旨について説明がありました。続いて、明治大学国際連携機構特任教授であり、ETS公認トレーナーでもある講師の横川綾子先生による自己紹介が行われました。
今回の研修はディスカッションを中心とした内容だったため、先生たちには島型のレイアウトで3名ずつ着席していただきました。
前半の冒頭ではIce Breakerとして、横川先生が提示した8種類の有名キャラクターまたは先生自身の好きなキャラクターの中から、1日だけ架空のキャラクターになれるとしたら誰になりたいか、その理由を英語で共有しました。その後、キャラクターを使ったアクティビティを自分のクラスで実施する際にどのようにアレンジできるかについても話し合いました。
続いて、ブレーンストーミング活動として、英語の授業運営に必要な英語力について意見を出し合いました。また、英語授業づくり研修講師である町田智久先生の著書に掲載されている「教師外国度不安度チェックリスト(TFLAS)」からいくつかの項目を取り上げ、意見交換と発表を行いました。
前半最後は、ALTとの効果的な関わり方や授業の振り返りの方法について、具体的なアドバイスがありました。
後半は、授業運営者としてのCan-Doに関する説明がありました。続いて、「聞く」「話す」「読む」「書く」の4技能それぞれに応じた英語学習法について、例題を用いてグループで意見交換を行いました。また、すぐに実践できる英語学習方法や、学習を習慣化するためのコツについても紹介されました。
研修後のアンケートでは、「多様な英語学習の方法を紹介していただき、やってみたいことがたくさんあった」「習慣化するための様々な方法を教えていただき、自分にもできそうなものから始めてみようと思った」「小さな事から少しずつ、無理なくチャレンジしていきたい」といった、英語学習について前向きに取り組んでいきたいというコメントが多く寄せられました。
2回目の研修は、2026年1月にオンラインで実施する予定です。
ETS小学校英語教育支援事業に関する、ご相談、活動事例、ご質問など承っております。お気軽にお問い合わせください。