令和6年度(2024年度)に開始したETS小学校英語教育支援事業において、新潟市教育委員会での1回目の教員の授業づくり研修を8月に実施しました。
冒頭では新潟市教育委員会学校支援課長の三條貴之様からもビデオでご挨拶をいただき、指導主事の村上大樹先生のご挨拶に続けてETS Japanカントリーマネージャーの根本斉から今回の事業の趣旨などを説明させていただき、講師の国際教養大学専門職大学院英語教育実践領域教授の町田智久先生を紹介して研修開始となりました。
午前は初等中等英語教育の現状説明や、小学校での英語教育においてどのような力を育成することが必要かなど、町田先生は参加された先生たちにも意見を聞きながら進められました。また、課題解決のために必要な思考力、判断力、表現力を育み、主体的に活動に取り組む態度を養い、多様な人々との協働を促すという、21世紀型スキルを活かした学びが必要と話されました。その上で、英語のコミュニケーション能力の育成方法や効果的な学習指導などについては実例を紹介しながら説明されました。
午後はペアワークによる実践演習も多く行われ、使える教室英語フレーズ集での演習や先生役と児童役と役割を決めての英語での発表や、読み物教材を使った授業紹介など、先生自身が楽しんで英語授業を行うための具体的なヒントの提示や実践演習によって、全員が英語を使って楽しそうに参加されていました
事前アンケートでは、多くの先生が英語授業の進め方やご自身の英語力に不安があると書かれていましたが、町田先生からは「単語でもいいのでとにかく先生自身が英語を話す」「英語を教えるのではなく英語学習の伴走者でいい」というアドバイスとともに、実践演習によって先生たちの不安が少しずつ解消されていくような研修となりました。
参加後のアンケートでは、「夏休み明けに早速たくさん英語を使って授業をしたい」「英語は楽しい!ということが改めて感じられた。今回のように楽しいと子どもたちが思う授業をしたい。」「実際に使ってやってみることができたことが大変勉強になりました。」など、英語授業の進め方に自信を持ってやってみようという前向きなコメントが多く寄せられました。
2回目の研修は、12月に再び対面で実施する予定です。
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