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TOEFL

TOEFL®テスト日本事務局

団体・教育関係者

インタビュー
Recognized English Skills Educator認定者

菊池 瞬先生

 

英語との関わり

 大学では法学を専攻していましたが、クラスメイトが法曹や一般企業に就職を希望する一方で、私はそのような仕事にあまり興味が持てなかったため、教職の道を選びました。もともと予備校でのチューターや個別指導の経験があり、教えることに楽しさややりがいを感じていたことも決め手の一つです。法学部だったため、当初は社会科の教員免許を取得することになると考えていたのですが、大学の教職課程で相談したところ、英語の免許も取得できると知り、そちらを選びました。以前から洋楽や洋書に興味があり、それらの趣味が英語の学習や指導に直接結びつくと考え、英語教員としてやっていけるだろうと楽観視していました。もちろん実際にはそう簡単ではないことを痛感していますが、
英語が好きだという気持ちは変わらず、仕事を続ける上での原動力になっています。

TOEFL iBTについて

 ― TOEFL iBTは今までに何回受験されていますか
 
 数年前に一度受験しました。自分の英語力を試してみたかったことが主な理由ですが、勤務校で受験する生徒が徐々に増えているという印象もあったため、指導にも役立てられるのではと考え受験しました。リーディングとリスニングはまずまずの成績でしたが、ライティングとスピーキングは思ったよりも良いスコアが取れなかったので、
今後はトレーニングを積んだ上で、もう一度受験しスコアを向上させたいと思っています。


ー先生の勤務校では受験される方が増えているのですね。どのようにご指導されていらっしゃるのでしょうか

 
TOEFL iBTはおそらく毎年10名弱が受験していると思います。大学留学自体はまだ少なく毎年3名程度の
進学です。
TOEFLに特化したクラスはないですが、留学にも対応しているEIP(English for Improved Proficiency)
クラスというものがあります。


―TOEFL iBTの他にはどのような英語試験をご受験されていますか

 イギリスの大学院に留学するためにIELTS3回受験しました。また、今年度から試験形式が変わった英検1級を数年ぶりに受験しました。受験する前に、勤務校で英検1級の夏期講習の担当が決まっていたため、不合格になるわけにはいかないと思い必死に勉強した結果、無事に合格しました(笑)。


 
― TOEFL iBTが他のテストと違うと感じられる点はありますか

 TOEFL iBTは他のテストと比べ、実際の英語使用環境に近い形式だと感じます。これまで受験したIELTSや英検は、それぞれの技能の測定がほぼ独立しているのに対し、TOEFL iBTではスピーキングやライティングで他の技能を統合しながら実力を発揮しなければならない点が大きな違いだと思います。その分、テスト対策が難しい面もありますが、現実の英語使用状況では複数の技能を組み合わせて使う場面が圧倒的に多いため、技能統合型のTOEFL iBTは非常に合理的なテストだと感じています。

ワークショップに参加をされた理由

 先ほどもお話しした通り、勤務校でのTOEFL iBT受験者が増加しているため、スコアアップに向けた指導のヒントを得ることを目的として参加しました。



―ワークショップでご自身の指導に役立てられることはありましたか

 各技能における出題内容や、それに向けた効果的なアクティビティの取り入れ方を学ぶことができました。ワークショップマニュアルにはさまざまな活動が紹介されており、
リーディングのKWLチャートなどはさっそく授業で実践しました。また、スピーキングではモデルアンサーを聴いてルーブリックに基づいて採点する活動があり、採点官の視点で評価する経験を通じて、生徒へのアドバイスに非常に役立つ知見を得ることができました。



認定制度に申請された理由

  認定を取得することで、更なるスキルアップに向けたモチベーションになると考えたからです。今後も「Gold」の名に恥じないよう、英語の学習や指導の研鑽に励んでいきたいと思います。



メッセージ

 ワークショップを担当してくださった五十峰先生の説明は非常に明確でわかりやすく、TOEFL iBTの受験回数が少ない私でもテストに関する幅広い知識を得ることができました。また、他の参加者と小グループで意見を交わす機会も多くあり、英語の学習や指導に真剣に取り組んでいる方々との交流は、今後も英語に向き合っていく上で非常に良い刺激となりました。ワークショップへの参加を迷っている方には、ぜひ参加をお勧めします!

 

菊池 瞬 先生 プロフィール

2018年、レスター大学よりTESOL修士号を取得。2019年からカリタス女子中学高等学校に英語科教員として勤務。同校の英語ディベート講座を担当し、2022年から3年連続で全国高校即興英語ディベート大会に出場。

2024年11月掲載

上記は掲載時の情報です。予めご了承ください。最新情報は関連のWebページよりご確認ください。

 

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