大阪府府立高等学校教諭
出尾 美由紀先生
大学を卒業してから英語教諭をしており、今年で8年目になります。大学在学時に英語を通して異文化に触れ合い、私自身が内面的に変わる経験を経て、より多くの生徒たちにそのような機会を作れたらと思い、教員を志しました。英語が苦手だと思っている生徒たちに、少しでも英語は楽しいと思ってもらえるように、日々実践に取り組んでいます。
現在は美術の専門高校に勤めており、特殊な学校だからこそ、英語の授業でも様々な取り組みができ、とても面白いです。英語の単位数はすごく少ないですが、自作作品を英語で紹介するアートイングリッシュや、それらを実際に海外の生徒に紹介するオンライン国際交流など、学校の特性や生徒の興味関心を活かした授業を展開しています。
― TOEFL iBTを受験された理由
かねてより一度TOEFL iBT受験してみたいと思っており、ちょうどその頃に本ワークショップの案内を見かけ、受験することを決めました。
―TOEFL iBTは何回受験されましたか
1回受験しました。紙媒体の試験を受けることが多かったので、すべてパソコンで受験するのは新鮮でした。会場では、受験者によって試験開始の時間がずれていくことにとても驚きました。
―TOEFL iBT以外にも受験されたテストはありますか
IELTSを最も多く受験してきました。他には英検、前任校が工業高校でしたので工業英語検定も受験しました。他の試験と一番異なる点はIntegrated tasksがあるところだと思います。Reading以外の全てのセクションで、Listeningが出てくるので、Listeningが得意な方はTOEFL iBTの方が向いているのではと感じました。また、4技能を約2時間で受験することができ、試験時間が短く負担が少ないように思いました。
認定制度があったということと、このようなワークショップに来られるような意欲的な先生方とぜひ意見交換したく参加させていただきました。ご参加されていた先生方はモチベーションの高い方ばかりで、たくさん勉強させていただきました。
―ワークショップでご自身の指導に役立てられることはありましたか
たくさんありました!ご配付いただいたWorkshop Manualの冊子には、多くの活動とその指導法が紹介されており、とても有益でした。また、講師の先生が実践されていたGallery Walkや無人島のアイテムの活動もとても面白かったです。勤務校のように英語が苦手な生徒が多く、TOEFLの教材を使って教えるといことが難しい学校でも、応用できる活動やTipsがたくさんありました。
認定制度がTOEFL iBTスコアの有効期限までしか認められないことから、定期的な受験とスコア維持のモチベーションとして申請させていただきました。また、将来TOEFL iBTを受験する生徒を担当したときに、自信をもって指導ができればいいなと思っています。
現在、生成AIが急速に発展しており、英語教育において教員の必要性が問われることもしばしばあります。しかしながら、やはり「生徒の心に火をつける」ことができるのは、私たち教師、人間だけだと思うのです。そしてそんな教師になれるよう、これからも日々勉強し続けます。先生方と一丸となって、生徒たちの英語学習を促進していける未来を願っています。
2024年8月掲載
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