KIRIHARA Online Academy
岩間 琢磨 先生
留学経験はなく、本格的に英語を始めたのは、就職した後です。新卒で入社した予備校では、小中学生に文系科目を教えていたのですが、より専門的な内容を教えたいと思うようになり、2年目に異動して高校生に英語を教え始めました。大学での専攻に近いのは社会だったのですが、社会の講師はほとんど空きがなく、英語を選びました。
実際に英語の講師になってみると、周りには知識も経験も豊富な先生方が多かったので、少しでも追いつけるように資格の一つでも取ろうと思い、TOEICや英検から勉強を始めました。
― TOEFL iBTが他のテストと違うと感じるところはありますか
リーディングはアカデミックな内容で、慣れるまで他の試験よりも難しく感じました。特に、私は文系出身なので、理系分野の文章は読みにくいと感じ、苦手でした。
また、TOEFL iBTは全般的にリスニングが非常に重視されていると思います。例えば、スピーキングには「聞き取って話す」という統合型のスキルを測るIntegrated tasksがあり、まず聞き取れないと何も話せません。ライティングのIntegrated tasksも読んで聞いた内容を要約して書く必要があります。そのため、リスニング力は高得点を取るために必要不可欠だと感じました。
日本人はリスニングが苦手な方が多いので、壁を感じる方もいると思います。ただ、留学後のことを考えるとリスニングは伸ばしておくべき重要なスキルだと思います。
―TOEFL iBTは何回受験されましたか
前職では個別指導系の予備校で教えていたのですが、その時からTOEFL iBTの学習を始めました。直近だと2回、計3回受験しています。
―TOEFL iBT以外にも受験されたテストはありますか
TOEIC L&R 985点、英検1級、国連英検特A級、Duolingo English Test 130点などです。
― TOEFL iBTは指導をされていますか
現在、弊社での正式なプログラムは英検とTOEICで、TOEFL iBTはまだ制作中の段階です。しかし、留学を志望されている方も増えているので、近い将来TOEFL iBT講座を準備したいと思っています。講師陣にもこのワークショップに参加をしてもらいたいですし、ワークショップで学んだ内容を活かして研修を進めていければと思っております。多様な指導の切り口や手法を学ぶことができ、このワークショップは大変勉強になりました。
学習カリキュラムを作成する立場として、ワークショップのプログラム内容に興味がありました。また、TOEFL iBTに特化した講座を立ち上げたいと思っていたので、有益なアドバイスや学びを得たいと思い、参加を決めました。
弊社のオンラインスクールはまだTOEFLスクールとしての実績が乏しいので、カリキュラム作成者が認定制度を持つことで高品質な授業を提供していることをより説得力をもって示せるのではないかと思ったためです。
今回参加された先生方は様々なバックグラウンドをお持ちで、みな非常にモチベーションが高く、私も大いに刺激を受けました。教師の情熱というのは、これから世界の舞台で活躍を望んでいる生徒さんに強い影響力を持つと思いますので、これからも一緒に頑張っていきたいと思います。
予備校で英語の指導に携わった後、英語学習参考書の編集者に転身する。現在は、編集者として勤務する傍ら、オンラインスクールのカリキュラム制作者を担当。さまざまな英語スクールの通学や英語資格試験の受験を通して得た知識をもとに、最適な学習カリキュラムを研究している。
2024年6月掲載
上記は掲載時の情報です。予めご了承ください。最新情報は関連のWebページよりご確認ください。
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