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大阪大学
デジタル版導入校

大阪大学

大阪大学は1931年創設の大阪帝国大学を直接の祖としますが、その真の原点はさらに1838年、緒方洪庵が大坂船場に開設した蘭学塾「適塾」にさかのぼります。以来、外国語の理解や異文化との交流により海外の思想や科学を移入し、新しい日本の構築に貢献することが大阪大学精神の根幹となりました。マルチリンガル教育センターはこの伝統を受け継ぎ、多言語・多文化教育を任務とする部局として2019年に設置されました。21世紀の適塾を目指しています。
Webサイト:https://cme.osaka-u.ac.jp/

大阪大学における、TOEFL ITP®デジタル版の導入や活用方法に関してマルチリンガル教育センター 小口一郎先生に伺いました。

TOEFL ITP®デジタル版 —ピンチヒッターからレギュラー

導入の背景

2020年度、全国の大学がコロナ禍に揺れました。感染リスクのため、対面授業ばかりか全学規模の試験も実施困難となりました。TOEFL ITP®をe-learning授業の一環として1年生、2年生全員に受験させていた大阪大学では、非同期型オンラインテストをTOEFL ITP®の代替としましたが、問題の質や信頼性の理由でTOEFL ITP®の再開がぜひとも望まれていましたこの時「デジタル版」がピンチヒッターとなってくれた のです。

導入の目的

ペーパー版のTOEFL ITP®は2020年度後期から再開できたものの、受験者や家族が健康上のリスクを抱えている場合、教室での受験を強制するわけにもいきません。コロナの感染力はそれだけ脅威でした。そこで特別な事情のある学生については、審査のうえTOEFL ITP®デジタル版の在宅受験を許可しました。これにより、コロナの脅威を避けながら、すべての学生にTOEFL ITP®を受験させることができました。

活用方法

大阪大学では、3,600〜3,700名規模でTOEFL ITP®を年2回実施しています。ウィズコロナへの移行が進む中、感染対策を徹底すれば多くの学生は教室で問題なく受験できます。しかしどうしても大人数の中での受験を避けなければならない人もいます。健康支援センター等と連携しつつ申請者の審査を行い、デジタル版の在宅受験を実施しました。2022年1月段階で3回の実績を重ね、受験者は1回あたり10~60名程度で推移しています。

ペーパー版との違い

デジタル版の経験を積む中で、そもそもペーパー版では受験が難しかった学生が一定数いることもわかってきました。病気のため教室に来られない学生、大勢が集まる試験会場では力が発揮できない学生は、これまで正当な扱いを受けてこなかったのです。TOEFL ITP®デジタル版はコロナ禍のピンチヒッターとして始まりましたが、今後は公平な受験機会の提供を担保するレギュラープレイヤーとしても、その意義は高まっていくことでしょう

大阪大学 マルチリンガル教育センター 小口一郎先生

大阪大学 マルチリンガル教育センター
小口一郎先生

伝統的な英文学の研究者として出発しましたが、英語教育にかかわる中で自己表現や研究成果の発表のための英語の重要性に気づき、アカデミックライティングやオンライン英語教育に積極的に携わるようになりました。TOEFLや関連の教材も30年ほど前から授業に活用しています。グローバル化に対応したオーセンティシティを備え、学習動機も刺激できる大規模テストとしてのTOEFL ITP®テストに大いに注目しています。

2022年4月寄稿

上記は掲載時の情報です。予めご了承ください。最新情報は関連のWebページよりご確認ください。

 

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