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国際医療福祉大学
ペーパー版導入校

国際医療福祉大学

国際医療福祉大学は1995年に私立大学では初となる医療福祉の総合大学として開学。開学の地である栃木県をはじめ千葉県、東京都、神奈川県、福岡県に5つのキャンパスを有し、10学部26学科を設置しています。学生数は、大学院も含め約1万人です。約60のグループ関連施設とも連携しながら、キャンパスの特長を生かした医療福祉教育を行っています。国際医療福祉大学医学部は国内外で活躍できる医師の養成をめざして2017年4月に開設しました。充実した臨床実習施設と、先駆的な学修環境を整え、革新的で世界水準の医学教育モデルを構築しています。2023年3月に医学部一期生が卒業しました。
Webサイト:https://www.iuhw.ac.jp/

国際医療福祉大学における、TOEFL ITP®の導入や活用方法に関して押味 貴之先生に伺いました。

「医学を英語で学ぶ」ために不可欠な一般英語能力の評価基準

「医学を英語で学ぶ」国際医療福祉大学医学部

2017年に千葉県成田市に全国で82番目の医学部として開学した国際医療福祉大学医学部では、実践的な医学英語の能力を学生全員が獲得するために「医学英語を学ぶ」のではなく「医学を英語で学ぶ」という「内容言語統合型学修Content and Language Integrated Learning (CLIL) という英語教育法を採用しています。

そして医師として必要な医学英語の能力として「病歴聴取」「身体診察」「症例報告」「カルテ記載」「論文読解」を英語でできる能力と定義し、それぞれの能力の教育後に全て実技で評価しています。

これらの医学英語の能力の土台となるのが一般英語なのですが、本学では全員が身につけるべき一般英語能力の目安としてCommon European Framework of Reference for Languages (CEFR) のB2レベルである「社会生活での幅広い話題について英語で自然に会話ができ、明確かつ詳細に自分の意見を英語で表現できる」を定めています。

医学部における英語の外部試験として TOEFL ITP®が最適な理由

このように「医学を英語で学ぶ」医学部として、学生の一般英語能力を定期的に測定することは必要不可欠です。そしてその能力を測定する外部試験として TOEFL ITP®(ペーパー版)を採用しています。

医学生の一般英語能力を測定する試験としては、「北米(米国とカナダ)の大学・大学院に留学する際に必要な英語力を測定するための試験」である TOEFL ®か、「英国や豪州などの大学・大学院に留学する際に必要な英語力を測定するための試験」である IELTS Academic のどちらかが適切と言えます。そして4技能を測定できる TOEFL iBT® や IELTS Academic の方が試験としては理想的と言えますが、どちらも受験料が1回あたり2万円を超えることを考えると医学部で実施する試験としては現実的ではありません。しかし TOEFL ITP® は受験料が1回あたり3000円台と安価であること、各大学の教室で実施でき、柔軟に日程を調整することが可能なこと、そして複数の医学部で導入しているために大学間で点数の比較が可能なことから、医学部における英語の外部試験としては TOEFL ITP® が現実的に最適であると考えられます。

国際医療福祉大学医学部における TOEFL ITP®の活用方法

国際医療福祉大学医学部では入学時と1年次の夏期休暇終了後に加え、各学年の終了時にそれぞれ1回ずつ、在学中に合計8回 TOEFL ITP®を受験します。

2022年度までのカリキュラムでは一般英語と医学英語の科目が1年次と2年次に集中していますが、TOEFL ITP® はそれらの科目のクラス分け(クラス分けには Section 1 のリスニングスコアを使用)と成績の一部として活用しています。

そして合計点が CEFR C1 レベルに到達した学生は “Club C” として表彰し、また1年間で合計点が 50点以上伸びた学生は “Rising Stars” として表彰し、学修意欲を高める工夫をしています。

開学以来、1年終了時の平均点は CEFR B2 である 543点を大きく上回り、6期生の平均点は1年終了時で 564点(入学時から26点上昇)、そして5期生は2年終了時で568点(入学時から27点上昇)となり、どちらの学年も全員が B1 以上のスコアを獲得しています。

1期生から4期生も入学後から2年間で平均30点以上の上昇を示していましたが、日本語だけの医学教育となる3年次以降は平均点が下降する傾向にあり、この結果が2023年度からの新カリキュラムにおいて3年次以降にも医学英語教育を継続する意思決定の参考資料となりました。

今後も国際医療福祉大学医学部では「医学を英語で学ぶ」医学部として、学生の一般英語能力を定期的に測定するための評価基準として、TOEFL ITP®を活用していく予定です。
押味 貴之(おしみ たかゆき)先生

国際医療福祉大学
医学部 医学教育統括センター 教授
押味 貴之(おしみ たかゆき)先生

国際医療福祉大学医学部 医学教育統括センター 教授
国際医療福祉大学 国際交流センター 成田キャンパス センター長
国際医療福祉大学大学院 医療福祉経営専攻 医療通訳・国際医療マネジメント分野責任者
国際医療福祉大学 総合教育センター 成田キャンパス 語学教育部 医学科英語主任
日本医学英語教育学会 理事
立命館大学国際関係学部卒
旭川医科大学医学部卒
Macquarie University 大学院通訳翻訳学科卒日本で初めてとなる「医学を英語で学ぶ」医学部として2017年に開学した国際医療福祉大学医学部で「医学科英語主任」として医学英語教育を統括する他、同大学大学院「医療通訳・国際医療マネジメント分野」分野責任者として医療通訳者の養成に従事している。
Dr. 押味の医学英語カフェ
初心者のための「型」で学ぶ医療英会話

2023年3月寄稿

上記は掲載時の情報です。予めご了承ください。最新情報は関連のWebページよりご確認ください。

 

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