ETS Japan
TOEFL

TOEFL®テスト日本事務局

プレスリリース

TOEFL®テスト日本事務局 / ETS Japan 合同会社
2025年5月30日(金)

新時代のグローバルな学習者に対応するためTOEFL iBT®が進化します

世界初にして最も信頼される英語試験が、より公平に、より受けやすく、よりスマートに、そして一人ひとりに最適化された新しいテスト体験を発表

教育および人材ソリューションの世界的リーダーであるETS(米国ニュージャーシー州プリンストン)は、本日、TOEFL iBT®に関する一連の受験者体験をさらに良いものへと進化させる取り組みを発表しました。今回のアップデートは、人類の進歩を支える測定科学の発展を使命とするETSの理念に基づいており、60年以上にわたり教育機関から信頼されてきたTOEFL iBT®の学術的な公正さと信頼性を損なうことなく、受験者がより公平にストレスなく安心に試験を受けられることを目的としています。

2025年5月30日より、TOEFL iBT®自宅受験はサポート体制や試験の導入フローを改善します。さらに、TOEFL iBT®適応力、スコア返却までの時間スコアリングに関するより広範な拡張を、2026年1月から導入いたします

ETSのTOEFL®グローバル・ゼネラルマネージャーであるOmar Chihaneは「私は教室の外で英語を学んできたので、非伝統的な学習スタイルの難しさをよく理解しています。私たちはTOEFL iBT®を、より公平で柔軟性があり、現代に即したものへと進化させます。学び方や学んだ場所によって、可能性を制限されることがないようにするためです」と、語ります。

「ギリシャ神話のようなニッチなトピックは、現代のグローバルな学生が自身のバックグラウンドに関わらず関連性を見出せるような、より実社会に即したアカデミックな内容にアップデートさせました。インドのテストセンターでも、デンマークの自宅からでも、すべての受験者が英語力を公平に証明できるチャンスを持つべきだと、私たちは考えています。それが私たちの使命です

体験向上の取り組み

よりサポートが充実し自宅受験を快適に(2025年5月30日)

TOEFL iBT® Home Edition(自宅受験)が再設計され、よりスムーズで安心できる受験体験が実現されます。主なアップデートは以下の通りです。

  • ETSによってトレーニングを受けた社内試験監督が、受験中を通じて一貫したサポートを提供
  • AIを活用した本人確認システム(ENTRUST)により、受験者の身元確認を正確に行いながら、チェックイン時の負担を軽減
  • 登録から試験当日までの手続きが簡素化され、ストレスや事務的な負担を軽減

2026年1月より、よりパーソナライズされ、効率的なテストへ

ETSは、TOEFL iBT®のReadingおよびListeningセクションにおいて、アダプティブ方式を導入します。これは、受験者のパフォーマンスに応じてテストの難易度がリアルタイムで調整される形式です。さらに、従来の出題内容に加えて、現代的で公平性を重視したトピックが取り入れられます。この個別最適化されるテストの主なポイントは以下の通りです。

  • 学生が実際の学術環境(グループディスカッションやプロジェクト作業など)で英語をどのように使うかをより正確に反映
  • 文化的バイアスを減らすために、関連性が高くアクセスしやすい内容を厳選して使用

2026年1月より、国際基準に沿った、よりわかりやすいスコア表示へ

TOEFL iBT®では従来のスコアに加え、直感的に理解しやすい「1〜6」のスコアスケールを新たに導入します。 

この新しいスコアは、世界で最も広く認知されている英語能力の基準である「CEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)」に直接対応しており、スコアの解釈がより簡単で一貫性のあるものになります。

  • スコアレポートには、1〜6の新しいバンドスケールと、従来の0〜120スケールの両方を表示
  • 教育機関には、スムーズな導入のための研修やリソースを提供
  • 受験者は、TOEFL iBT®スコアをこれまでの学習成果やCEFRなどの既知の指標とより容易に結びつけることができる

その他の主な拡張ポイント

  • 音響機器のアップグレード:世界中のすべてのテストセンターおけるヘッドセットを、著名なオーディオブランド「Koss」と共同開発した最新鋭のカスタム“ステレオフォン”に一新。
  • 学習サポート教材の拡充:TOEFL®の強化された体験をサポートする新しい教材(無料教材を含む)を、7月より提供開始。
  • スコア返却の迅速化:受験者は72時間以内にスコアを受け取れるようになり、出願期限に自信を持って対応ができる環境へ。
  • 受験登録の簡素化:テストセンター受験・自宅受験を問わず、より簡単に試験を検索・予約できるよう、登録プロセスを再設計。

「TOEFL®は1964年以降、世界中の教育を通じて何百万人もの人々がチャンスを手にする手助けをしてきました。そして、重要な英語試験における基準となってきました。私たちはこれまで築いてきた高い品質基準を守りながら、受験体験そのものを進化させています。障壁を取り除き、公平性を高め、世界中の学生にとってより包括的で利用しやすいプロセスを実現していきます」と、ETSのグローバルモビリティソリューション部門 シニアバイスプレジデントであるRohit Sharmaは述べています。

世界中の学校や教育機関から信頼されているTOEFL iBT®は、より学生のニーズに合ったテストへ進化をしていきます

現代の学習者は、自分の背景や学習目標に合った柔軟で効率的なテストを求めており、教育機関は信頼できる結果を必要としています。TOEFL iBT®は、その両方をしっかりと実現し続けます

世界120か国以上に2,300以上のテストセンターを展開し、安全性と利便性を両立したTOEFL iBT®自宅受験も提供することで、受験者はより受けやすく、結果も早く受け取れ、実際の英語運用能力を反映したスコアを得ることができます。

TOEFL iBT®は、アメリカ・カナダ・イギリス・オーストラリアのすべての大学で認定されており、世界中の13,000以上の教育機関にも受け入れられている、ハイステークス英語試験のゴールドスタンダードです。公平で現代的な評価体験、高度なセキュリティ、そしてCEFRに準拠したスコアは、教育機関には信頼できる選考材料を、受験者には自分の英語力を証明する最も確かな方法を提供します。

ETS

ETSについて

ETS は、学び続けるすべての人が未来に備えられるよう支援する、グローバルな教育および人材ソリューション企業です。
私たちは、公平かつ妥当なスキル評価の基準を構築するために、教育測定科学を進化させています。
スキルの熟達を促進し、社会的な移動の可能性を広げ、誰もがあらゆる場所でより多くのチャンスを得られるようにすることで、人類の進歩を後押しすることに取り組んでいます。

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【会社概要】
ETS Japan 合同会社(英語表記:ETS Japan)
職務執行者:根本 斉
所 在 地 :〒102-0074 東京都千代田区九段南4-7-24 トゥーラント88ビル 4F 
Tel  : 03-6272-8543
Fax :03-6272-8544
Webサイト:www.etsjapan.jp
創      立:2021年5月17日
事 業 内 容 :東京を拠点とするETS Japanは、米国ニュージャージー州プリンストンに本社を置く、教育サービスの非営利団体ETSの子会社です。英語力の証明として、アメリカ、カナダ、イギリス、オーストラリア、ニュージーランドなど英語圏の100%の教育機関や、世界160カ国13,000以上の教育機関でそのスコアが認められているTOEFL®テストのほか、海外MBA・大学院留学で必要とされるGRE®テスト、各種テスト教材、ライティング添削ツールCriterionなど、様々な評価ツールや学習ツールを提供しています。最先端の研究に基づいた公正で信頼性の高いそれらのツールを提供することで、すべての学習者が個々の可能性を最大限高めることができる機会の創出と社会貢献を目指しています。

【本件に関する報道関係者からのお問合せ先】
担当:ETS Japan 広報窓口
メールアドレス:koho@etsjapan.jp