宇佐美 修先生 OSAMU USAMI
栄光学園中学校・高等学校 英語科教諭
ETS Authorized Propell® Facilitator
国際基督教大学卒業後、栄光学園中学校・高等学校にて英語科教諭として勤務。
Georgia Southwestern State Universityにて日本語講師を勤め、2001年に、The University of Tennessee, Knoxvilleより外国語および第二言語としての英語教育学修士号を取得。New International School of Japanでの日本語教諭を経て、2003年9月より現職。神奈川県高等学校英語ディベート推進委員会事務局担当。
Academic English, Critical Thinking
『英語表現力養成 新・英作文ノート』日栄社
『英語運用力養成 新・英文法ノート』日栄社
『TOEFL®TEST スピーキング英単語』(河合出版、2016)
『第二言語習得を加速させる流暢さのトレーニング.―継続的な「多読」&「書き出し訓練」の効果―』(STEP BULLETIN, vol.17, 2005)
「Critical Thinkingを軸にした4技能統合型授業実践」(大修館書店、英語教育2015年7月号)
ETS公認トレーナーとしてTOEFL iBT®テストPropell®ワークショップを担当されている宇佐美先生も過去に参加者としてこのワークショップに参加されています。
参加者・トレーナーの両視点から、Propell®ワークショップに参加する意義についてお話を伺いました。また、参加を検討されている皆様へのメッセージも掲載しています。ぜひご覧ください。
Propell®ワークショップ参加のきっかけ
中学校・高等学校の英語教員として、「見通しを持って日々の授業を組み立てたい」と思いながら過ごしていたときにPropell®ワークショップに出会いました。目の前の学習目標や目の前の教材にばかり意識を向けがちですが、最終的な到達目標を見据えて授業をデザインできるようになりたいと思い、そのヒントを求めて2011年のPropell®ワークショップに参加しました。
Propell®ワークショップで得られたもの/得られるもの
参加型のワークショップで、英語を使って学び合うことの楽しさを思い出させてもらいました。違う環境で英語教育に携わっている講師や参加者の皆さんとのディスカッションはとても刺激的でした。内容としては、4技能それぞれで目標とすべきポイントや評価法とその活用法などを学び、学習者を導いて行く先の様子についてより具体的なイメージを持てるようになりました。
Propell®ワークショップを日々の授業で活かすヒント
1つは統合型タスクの授業への応用です。TOEFL iBT®テストで特徴的な統合型タスクを参考にして「何を考えさせたいのか」を意識して教材と格闘することで、「英語を使って思考する」ことを軸とする授業展開が可能となると思います。もう一つはルーブリックの活用です。簡単なものから導入し、生徒が主体的な学習者となる様子を楽しんでください。
参加を検討されている皆様へ
様々な英語4技能試験が開発されているなかで、テストがどのように作られて、どのように評価が出されているのかを知ることは英語教育に携わる私たちにとって重要なことだと思います。TOEFL iBT®テストの開発元のETSが発信する情報をもとに、皆さんと英語教育についてディスカッションをすることを心より楽しみにしております。